樹木形状モデルによる林分管理システム : 間伐シミュレーションへの応用
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概要
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ヒノキの樹形モデルに成長モデルを導入し,そのモデルとCG,GISなどを連携し,統合的な林分管理システムを開発した。また,そのシステムにより間伐シミュレーションを行い,システムの有用性を確認した。ここで,現実の林分と同様の伐採を再現し,予測精度の検証も行った。その結果,3通りの選木方法の特性を明らかにすることができた。また,過去に現実に行われた伐採を再現し,測定値を比較検証した結果,本システムが適正な精度をもっていることが分かった。本システムは施業管理計画の立案はもちろんのこと,新しい施業方法の効果の検討,樹木の動態や形状特性について実験研究するツールとしても活用が可能であることがわかった。
- 森林計画学会の論文
- 2000-03-30
著者
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