配当政策論に関する一考察(3)
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概要
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本稿ではまず、経営者が自社の支払配当金を管理しているかどうか、もし管理しているならば、そのようにして配当決定を続けているかを探究する。J.Lintnerの研究がこの論考の土台をなしており、配当支払を決定する際の経営者行動の長期的一貫性が証明される。 次いで、経営者がどのようにして市場不完全性を配当政策の立案に織り込んだらよいかについての解釈を提示する。そして、配当決定についての勧告をする。配当金の関連性は市場不完全性に左右されるので、経営者はどのように配当政策を拵えたらよいかを洞察するため、市場不完全性が自社や自社の株主に与える影響を評価しなければならない。
- 朝日大学の論文
- 2009-03-31
著者
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