非人称的アプローチによる「森になる」の実践(「森になる」における超越的な与える喜びの実践,ミニ・シンポジウム,第33回生命情報科学シンポジウム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、匿名的な森林葬の推進運動である「森になる」に向けて、有用性のある哲学的原理を提示することである。この目的のためにメタ理論としての非人称的アプローチを導入した。本論文では第一に、この理論の構成要素であるインテグラル理論における四象限と構造構成主義における関心相関的選択について説明した。四象限とは、あらゆる事象は、主観的側面、客観的側面、間主観的側面、間客観的側面という四つの側面から見る事かできるということであり、関心相関的選択とは、あらゆる認識論・理論・方法論は研究者・実践家による関心や目的に応じて選択できるという原理である。この2つの思考法によって、実践者は自他の関心を対象化すると同時に積極的に他者の視点からも学ぶ可能性が担保される。第二に、非人称的アプローチを適用した樹木葬運動の理論モデルが示された。
- 2012-03-01
著者
関連論文
- スピリチュアリティを記述する方法論としての非人称の視点(研究発表論文,第29回生命情報科学シンポジウム)
- 非人称的視点 : スピリチュアリティを記述するためのメタ方法論
- 非人称的アプローチによる「森になる」の実践(「森になる」における超越的な与える喜びの実践,ミニ・シンポジウム,第33回生命情報科学シンポジウム)