英文教材"The Big Turnip"の「形象」を読み解く発問の研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論は英文教材"The Big Turnip"という物語の主題を読み解く発問を考察したものである。その発問を作成するためにまず最初に「大きなかぶ」の授業分析をしている大西(1988)を検討した。次に、英語教材"Crow Boy"における「構造読み」の意義と方法を論じている寺島美(1990)とこの英文教材"The Big Turnip"の「構造読み」「主題読み」について論じている寺島(1991)を参考にしながら、英文に即して「構造読み」「形象読み」「主題読み」の設問を考えていった。その結果、「形象読み」として注目すべき新たな語句があることや「主題読み」に直結する「題名読み」において新たな解釈を提示することが出来た。今後の課題としては、ここで行った教材分析に基づいた発問に学習者がどのように答えるかを実際の授業において検証することである。
- 2011-03-31
著者
関連論文
- 動詞の意味を学ぶ授業書 : getとturnの考察
- 句動詞における「削除された自明の目的語」の考察 : "T's Hypothesis"の検証
- 全員参加の「読解」と「音読」の英語授業 : LL室の機能を生かして
- 英文教材"The Big Turnip"の「形象」を読み解く発問の研究
- 外国語「アワード」から考えた「綴り字発音」とその理解度