概念地図を用いた学生の授業間関連付けのパタン調査と支援
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大学教育では学習内容を結び付けて良質な領域知識を形成することが求められるが,履修した複数の授業を関連付ける支援は特になされていない.本研究では,大学生が授業をいかに関連付けるかを調査し,教員のモデルを提示する支援を行った.授業をノードとしてその間にリンクを張る概念地図によって関連付けのパタンを調査した結果,「同系統の授業をグループ化」もしくは「他の授業を媒介にグループを結びつける」表面的な関連付けが全体の6割を占めた.そこで,教員に関連付けを行わせ,結果を概念地図として学生に提示したところ,学生は自発的に自分たちの概念地図と対比し,関連性について再考し,高度な関連付けを見出す結果が得られた.
- 2011-12-20
著者
関連論文
- N-004 講義ビデオの振返りによる学習を促進する方法 : ゼミ選択活動との連動から(N分野:教育・人文科学)
- 学習科学と認知科学
- 教授・学習過程における発話データの分析(準備委員会企画セミナー,I 日本教育心理学会第49回総会概要)
- 教授・学習過程における発話データの分析(準備委員会企画セミナー2)
- K557 協調学習時に受け取る説明とその効果(口頭セッション92 協調学習)
- N-006 タブレットPCを利用した行動記録・分析支援ツール : ROG:Reflective Observation Grabによる教室での学習活動の評価(N分野:教育・人文科学)
- PF096 協調による理解深化過程の分析 : 多様な解がヴァリエーション足りうる時(ポスター発表F,研究発表)
- The 23rd Annual Conference of the Cognitive Science Society (CogSci 2001)
- 算数文章題の解法学習に対する複数解法説明活動の効果 : —混み具合比較課題を用いて—
- 協調学習型授業での情報伝達場面におけるメモの役割
- PF091 協調学習による知識統合過程 : TAの共時的インタビューによる効果と形成的評価(ポスター発表F,研究発表)
- 講義のフレームを可視化することによる理解支援
- 学習研究の新たな可能性 : 受賞にあたって
- 概念地図を用いた学生の授業間関連付けのパタン調査と支援
- 認知科学と学習科学における知識の転移
- 小特集「ヒューマン・ロボット・ラーニング」編集にあたって