センサネットワークにおける残余電力を考慮した転送保障型地理的ルーチング(ネットワーク,<特集>通信技術の未来を切り拓く学生論文)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
地理的ルーチングの代表的なルーチング手法であるGreedyルーチングでは,デッドエンド問題により,データの棄却が発生する.この問題に対処するため,ブロックノードという概念を用いたTPGF手法が提案されている.TPGFでは,デッドエンドに陥った後も,基地局までの経路を探索しながらデータを送信する.しかし,この手法では基地局へのデータ到達率は上昇するが,ブロックノードのデータ転送範囲に限界があるため,データ到達は保障されない.更に,残余電力量を考慮せずデータ転送を行うため,ノードの残余電力量が局所的に減少し,ネットワークの分断が発生する.本論文では,新たに準ブロックノードを導入し,基地局へのデータ到達を保障するとともに,残余電力量を考慮したルーチング手法を提案し,ネットワーク寿命の長寿化を図る.また,性能評価により提案方式の有効性を示す.
2012-02-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク