労使関係に対する人事管理学派の見解 -初期人間関係論におけるMayo と Roethlisberger の研究を中心にして-
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概要
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アメリカの労使関係の研究領域においては,人事管理学派と制度学派という2 つの学派がかつて存在していた。本稿は,人間関係論と人事管理や労使関係の結び付きに注目し,とりわけMayo やRoethlisberger の研究や取組を中心にして,彼ら自身が人事管理や労使関係と人間関係論は密接に結びつくと考えていたことを明らかにしている。加えて,人間関係論が登場してから,人事管理学派と制度学派は批判や黙殺を伴いつつ乖離がより進むに至ったことを強調している。
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