日本企業の中国における研究開発活動に関する分析 : 株式会社資生堂の事例([V]自由論題)
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概要
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重要な経営資源が世界規模で分散化する傾向が強くなっている今日において,グローバルな事業を展開している多くの日本企業にとって,競争優位性を維持するためには,自国ないし先進国に限らず,新興国においても研究開発によるイノベーションを創出する戦略は重要になっている。近年多くの調査では,中国は欧米とともに日本企業の重要な海外研究開発地域となっている実態が明らかにされているにもかかわらず,それらを対象にした研究は,まだ十分に行われていない。本研究は,日本企業の中国での研究開発活動を資生堂の事例にもとづいて分析したものである。本研究では,既存資料の活用はもちろん,本国親会社と海外子会社へのインタビュー調査を実施し,詳細な事例分析を行った。分析の結果,日本企業の中国での研究開発要因,プロセス,組織メカニズム,そして中国で創出された研究開発成果(イノベーション)の貢献度などが明らかになった。
- 2011-10-29
著者
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