差分近似における導体縁端部の特異点補正 : 立体的な角の特異点指数の計算(シミュレーション技術,一般)
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概要
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金属導体の角や縁は様々な電子機器の中に頻繁に見られる構造である.角や縁には力線が集中し,その近傍で電磁界強度が空間的に急峻に変化する.差分法等の数値計算法を用いて機器や回路の電磁界数値解析を行なう場合に,この界分布の特異性が分割荒さに関係する数値誤差要因となることが知られている.そこで角や縁の特異性を差分近似の過程で計算に盛り込む方法が提案,検討されている.これにより差分法の計算精度と計算効率を高めることが可能である.本稿は,この方法に用いる様々な角の近傍界の特性量である特異点指数の計算に係わり,3次元構造の角の数値計算方法を与えている.求めた特異点指数値は差分法による電磁界数値解析の高精度化に利用することができる.
- 2011-09-29
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