健診書扱の現状 : 情報処理の適正さ(パネルディスカッション)
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概要
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健診書扱は便利で経済的であるが,多量の機微情報を扱うために,特有のさまざまな問題が生じている。健診書がお客様から提出されてから,査定が行われて返却されるまでの過程で,健診書や記載された情報が具体的にどのように処理されるのか,また情報は適正に処理されているのかを調べるために,業界各社にアンケートを行った。得られた結果より,各社の情報処理タイプを分析するために,対応の類似した会社同士を順次結び付けていく階層的分類(clustering)を行った。分類の結果(1)健診書の取扱量(2)健診書扱の範囲(3)営業形態(4)情報処理の厳格さなどにより,いくつかのタイプに分かれるとの結果を得た。業界における健診書扱は今後とも増加の一途をたどることが予想されるが,今回の結果をもとに,健診書扱いの今後のあり方についてさらなる検討が必要であると思われる。
- 2011-12-17
著者
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