諸外国の統合医療の現状と日本の課題 -統合医療推進の意義と方策の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
統合医療の諸外国における現状と今後の日本での展開に関して、統合医療の意義と導入方策について提案した。ドイツでは、従来補完代替医療が盛んであったが、近年は米国、英国でもガン患者のケアを中心に様々な補完代替医療サービスを提供している。米国やドイツでは、大学医学部に統合医療教育プログラムが開かれ、医師、医療従事者、医学生、一般市民に向けて様々なプログラムが提供されている。日本では、一部のクリニックなどでは統合医療を目指した取り組みがなされているが、アカデミックな場での取り組みは遅れている。そこで日本への統合医療の導入を積極的に進めるため、その意義と方策について検討した。医療は従来トータルに人をみるべきもので、その意味では、統合医療こそが本来あるべき医療の姿であり、充実したプログラムの策定が望まれる。また、統合医療大学の設立とともに、コメディカルの質の向上も必須であり、総合補完代替医療大学の設置も効果的であることが提案された。
- 2012-03-01
著者
関連論文
- 伊藤若冲という生き方 : 作品の分析と求道の考察 : 「動植綵絵」を中心に、禅宗、分析心理学の視点から
- 2008年度日本橋学館大学学生相談室活動報告および現状分析 : 本学の学生相談室の経緯と現状 : 学生相談専門スタッフを配置することの効果
- 大学生の学校適応過程に関する縦断的研究(1) : 大学入学時と大学1 年前期の精神的健康度
- 統合失調症犯罪者の統計学的ロールシャッハ分析 : 認知と気分の視点から
- 医学教育と大学教育
- 統合失調症者における論理構造の特徴-非定型向精神薬処方前の患者における世界観の質的分析
- 精神科治療における医療倫理の諸問題
- 諸外国の統合医療の現状と日本の課題 -統合医療推進の意義と方策の検討
- 月齢と殺人-新聞報道の統計学的検討
- 大学1 年生における前期試験が及ぼす心理的影響:試験前後の気分調査の結果から
- 月齢と殺人 : 新聞報道の統計学的検討