リバースモード液晶素子の表示特性における低電圧駆動化

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概要

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反応性メソゲン(RM)とネマチック液晶を混合し,ねじれ配列を有するリバースモード液晶素子を作製した。この素子は,電圧無印加時に透明状態,電圧印加時に散乱状態を示す。リバースモード液晶素子における低駆動電圧化を目指し,種々の液晶及び高分子材料を用いてリバースモード液晶素子を作製し,混合比をパラメータとして電気光学特性への影響について明らかにした。駆動電圧はRMの混合濃度とともに増加するが,その値はRM材料の種類にも大きく依存した。各種材料を最適化することにより,コントラスト比が10以上を示す素子において,駆動電圧を4.8Vまで減少させることができた。また,大きな誘電異方性を有する液晶が,必ずしも低い駆動電圧を示すとは限らず,リバースモード素子における駆動電圧は,RMと液晶界面の相互作用が大きく影響することが明らかとなった。
2011-07-15

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