一般化Feistel構造の拡散性と安全性(情報セキュリティ基礎)
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概要
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Type-II一般化Feistel構造(GFS)はブロック暗号の基本構造の一つである.n×kビットのブロックデータをk(k>2)個のnビットサブブロックに分割し,k/2個の関数Fによる変換を行った後,サブブロック単位で巡回シフトを行う.筆者らはFSE 2010でType-II GFSの拡散性を評価するために,サブブロックデータが全サブブロックに拡散するまでのラウンド数(拡散ラウンド数)を新たな評価指標とした.そして,巡回シフトを異なる転置に変更するだけで拡散性を改善できることを示した.本論文では,不能差分攻撃,飽和攻撃に加え補間攻撃に対する評価結果を報告する.補間攻撃についてもGFSの拡散性の向上が有効であることを示す.
- 2011-12-01
著者
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