一般化Feistel構造の飽和特性(情報セキュリティ基礎)
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概要
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本論文では,F関数の構造がSP構造でありm≤2nである4系列のType-2一般化Feistel構造における飽和特性について検討する.ここで, mはS-boxのビット長, nはS-boxの個数である.例えば,ブロック暗号CLEFIAのF関数の場合はm=8, n=4となる.m≤4の場合について証明し,m=8, n=4の一例について実験により確認する.これらの結果から,m≤2nならばこれまで見つかっていない8ラウンドの飽和特性が存在すると推測できる,これまで知られている飽和特性は8ラウンド後の4系列中の1系列がバランスする.本論文で報告する飽和特性は,同じ選択平文で,従来とは異なる1系列がバランスする.従来の飽和特性と合わせると,4系列中の2系列がバランスする.1種類のF関数を利用する場合は,F関数の構造はSP構造に限らない.
- 2010-04-01
著者
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角尾 幸保
日本電気株式会社
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辻原 悦子
(株)ワイ・デー・ケー
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久保 博靖
北陸日本電気ソフトウェア株式会社
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茂 真紀
北陸日本電気ソフトウェア株式会社
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川幡 剛嗣
北陸日本電気ソフトウェア株式会社
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