CLEFIAの新たな不能差分
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概要
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本稿では,2007年に提案された128ビットブロック暗号CLEFIAに対する不能差分攻撃について報告する.CLEFIAには,FSE2008で報告された不能差分以外にも9ラウンドの不能差分があることを示し,それらを利用した不能差分攻撃の結果を述べる.鍵長128ビットの場合,12ラウンドのCLEFIAに対して,選択平文数2^<111.0>,計算量2^<111>で不能差分攻撃が可能である.鍵長192,256ビットの場合は,それぞれ13,14ラウンドのCLEFIAに対して,選択平文数2^<111.8>,2^<112.3>,計算量2^<155>,2^<220>で不能差分攻撃が可能である.本不能差分攻撃では,すべての鍵長で選択平文数を減らすことができる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-05-09
著者
-
角尾 幸保
日本電気株式会社
-
辻原 悦子
(株)ワイ・デー・ケー
-
茂 真紀
北陸日本電気ソフトウェア株式会社
-
川幡 剛嗣
北陸日本電気ソフトウェア株式会社
-
洲崎 智保
日本電気株式会社
-
辻原 悦子
株式会社ワイ・デー・ケー
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