稼働実績をもとにした高性能林業機械の損料率の算定
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概要
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7種類の高性能林業機械を対象に,税法上の耐用年数(法定耐用年数)と機械の廃棄・更新年数の実績値(実績耐用年数),年間運転日数の実績値をもとに時間あたり損料率を算定した。ここでは,償却費率を0.9,年間管理費率を0.07とし,保守・修理費率は,法定耐用年数,実績耐用年数および年間運転時間から推計した耐用時間に応じて機械毎に算定した値を用いた。その結果,時間あたり損料率は,法定耐用年数(6年)を用いた場合0.0258〜0.0325%/hr,実績耐用年数(7〜9年)を用いた場合0.0239〜0.0297%/hrと算定された。高性能林業機械の損料率を従来型林業機械の損料率および林業用の建設機械の損料率と比較した。その結果,高性能林業機械の損料率は,従来型林業機械(トラクタ,集材機)および土工・運搬用の建設機械(ブルドーザ,不整地運搬車)の約70%であった。これらの機械の損料率と耐用時間は累乗式で近似され,耐用時間を与えることにより損料率の大まかな予測が可能となった。
- 2005-12-15
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