周手術期看護実習における学生の自尊感情の変化と実習評価の分析
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概要
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実習指導方法の検討資料とするため、周手術看護実習における自尊感情(以下SE)の変化、SEと実習評価の関連、SEの変化に影響を及ぼす要因を本学3回生を対象に調査した。調査期間は1993年、1995年4月〜12月である。SE測定はRosenberg.M.によって作成されたSE尺度の日本語版を用いた。 実習後SEの平均値は実習前SEの平均値より低下していた。SEの低い学生は自己評価・教員評価ともに低く、対人関係が良好に保てないことから看護過程の展開が困難になっていた。実習後SEが低下した学生は、上昇・不変の学生より自己評価・教員評価ともに低かった。SEを低下させる要因は、学習者としての態度がとれないことにあり、加えてSEの低い学生は看護過程展開の初期段階でできないことにあった。また、SEの低い学生で実習後さらにSEが低下した学生は、不適応の状況に陥っていると推測されている。
- 藍野大学の論文
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