体外循環シャントを用いた頚動脈手術(手術手技・周術期管理)

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概要

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• 反対側頚動脈強度狭窄・閉塞の症例のうち,術前バルーン閉塞試験で5分以内に脳虚血由来の症状が出現する場合は,通常の内シャント挿入でも虚血性合併症をきたす可能性があると考えている.当科では,このような症例に対して体外循環シャントを使用し,術中の遮断時間をゼロにするような工夫をしてきた.現在は狭窄病変が長く,通常の内シャント挿入までに時間を要するような症例や,頚動脈遮断下に頚動脈剥離を行ったほうが安全な頚動脈偽性動脈瘤といった症例にも応用している.全例で体外循環シャントを形成,維持することが可能であり,安全に手術を行うことができた.周術期合併症を認めた症例もなく,より安全に頚動脈手術を行うためのdeviceになりうると思われた.

• 2011-08-20

著者

• 飯島 明

  東京大学医学部附属病院脳神経外科

• 原 貴行

  東京都立府中病院脳神経外科

• 湯山 隆次

  東京都立府中病院脳神経外科

• 水谷 徹

  東京都立多摩総合医療センター脳神経外科

• 水谷 徹

  東京都府中病院 脳神経外科

• 原 貴行

  虎の門病院脳神経外科

• 吉野 正紀

  東京都立多摩総合医療センター脳神経外科

• 湯山 隆次

  東京都立多摩総合医療センター脳神経外科

• 太田 貴裕

  東京都立多摩総合医療センター脳神経外科

• 飯島 明

  東京厚生年金病院脳神経血管内治療科

• 吉野 正紀

  東京都立多摩総合医療センター 脳神経外科

• 水谷 徹

  東京都立多摩総合医療センター 脳神経外科

• 太田 貴裕

  東京都立多摩総合医療センター 脳神経外科

• 湯山 隆次

  東京都立多摩総合医療センター 脳神経外科

• 原 貴行

  虎の門病院 脳神経外科

• 太田 貴裕

  東京都立多摩医療センター脳神経外科

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