パフォーマンス指標としてのプローブ反応時間の可能性
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概要
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健常成人男性9名を対象に、運動課題遂行時の単純反応時間とプローブ反応時間の変化を調べた。トレッドミル上での右片手片脚による車椅子駆動(時速1km)を主課題とし、光刺激に対する発生の反応時間課題を2次課題とした。被験者は5分間の車椅子駆動を3回試行し、試行中のプローブ反応時間、試行開始前後の単純時間反応時間を測定した。結果、いずれの反応時間も試行回数とともに減少する傾向を示したが、反応時間の種類間での差は認められなかった。これより、プローブ反応時間を用いるには、単純反応時間の慣れによる変化のないことが重要であると示唆された。
- 2000-12-22
著者
-
島本 隆司
国際医療福祉大学大学院 理学療法分野
-
谷 浩明
国際医療福祉大学 小田原保健医療学部理学療法学科
-
榎本 洋司
日本大学医学部附属板橋病院リハビリテーション科
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榎本 洋司
日本大学 医学部附属板橋病院
-
伊波 秋弘
勝連病院
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笹本 剛
大洲記念病院
-
北條 徳則
昭和伊南総合病院
-
島本 隆司
国際医療福祉大学 保健学部
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