移動体に搭載する円形回転アンテナを用いたOFDM受信機に関する研究

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
移動通信環境下でOFDM方式を用いる場合,伝送路特性の時間変動により受信特性が大きく劣化する.著者らはこの改善手法として,円形アレーアンテナを回転させることにより,受信アンテナの大地に対する相対速度を下げ,伝送路特性の時間変動から生じる受信特性劣化を補償する手法を提案した.また,移動体の速度変化に対応するため,受信シンボルの復調判定前後の誤差に最急降下法を用いて,円形アレーアンテナの回転数を制御する手法を提案した.しかし,受信シンボルの復調判定誤差は,雑音やフェージングの影響により特性が安定しないため,適切な回転数への更新速度が低下するという問題がある.本稿では,移動平均フィルタにより平滑化された復調判定誤差に最急降下法を用いて,アンテナの回転数を制御する手法を提案する.計算機シミュレーションにより提案手法の有効性について明らかにする.
2011-11-03

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク