温州みかん果皮,米糠添加果皮およびGPY寒天培地で成育したエノキタケ子実体のタンパク構成アミノ酸組成の比較
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概要
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温州みかん果皮および果皮に米糠を添加した培地と,比較としてGPY寒天培地で形成させた子実体および栽培市販品のタンパク構成アミノ酸組成について検討を行った.分析された18種のアミノ酸の組成図ではアスパラギン酸,グルタミン酸,アラニン,バリン,ロイシン,リジンおよびアルギニンの7種の箇所に頂点を持ち,グルタミン酸が最大量で,ついでロイシン,リジンの順となった.各子実体のそれぞれのアミノ酸量には差が見られるが,組成図のグラフは,ほぼ同様の傾向を示した.果皮培地での子実体の個々のアミノ酸量は,全般的に他のものと比較して最小値を示したが,米糠を添加することで約10%増加した.果皮培地の分析値は,後藤らの天然品より大きく,筆者らが用いた市販品と後藤らが用いた市販品の分析値は,Fujitaらの市販品より大きいことが認められた.
- 日本きのこ学会の論文
- 2001-07-25
著者
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