殺菌剤を利用したマツタケの林地接種源の開発
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概要
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林地土壌中に生息するトリコデルマ属菌に耐性のある,マツタケの林地接種用接種源の作成を目的として,殺菌剤を添加したバーミキュライトを支持体とする培地でマツタケの菌糸体を培養することを試みた.トリコデルマ属菌の生育を阻害しマツタケの菌糸体生長に著しい影響を及ぼさない,殺菌剤の培地への添加濃度は,ベノミルでおよそ10ppm,TBZで15〜30ppmであった.そこで,ベノミルを10ppmあるいはTBZを15ppm添加した培地を用いてマツタケ菌糸体を培養し,林地接種用接種源を作成した.これらの接種源にトリコデルマ属菌の菌糸体を接種しても,トリコデルマ属菌は全く生長しなかった.
- 日本きのこ学会の論文
- 2000-12-25
著者
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