早期英語教育が中等学校英語教育に及ぼす影響についての調査研究(第四次調査)
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概要
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高校生を対象とした「早期英語教育が中等学校英語教育に及ぼす影響についての調査研究」においては、言語学習の音声面を中心とした「自己有能因子」や、インターアクションや人間関係の構築に基づく「異文化志向因子」が、中長期的に英語学習を支える重要な要因となることを論じてきた。 本調査研究においては、日本型早期英語教育の教育効果を精査・検証するために、中学校1年生を調査対象とし、小学校外国語活動の短期的教育効果を考察した。 その結果、小学校外国語活動を経験した学習者は、態度、認知・理解、情意、音声面における優位性と、インターアクティブな学習環境に対するより強い好意性、志向性を示していることが確認できた。 このことから、「社会的学習方略としての共同学習」と「創発的な学習環境」の構築により、小学校外国語活動と中学校英語の学習内容とを有機的に結びつけるための小中一貫英語教育カリキュラムの開発を提案する。
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