「思いやり」と「感謝の心」を育む宿泊体験学習に関する検討:小学生を対象としたプログラムの試みとその結果
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概要
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本研究は、小学生を対象として「思いやり」と「感謝の心」を育むことを目的に2泊3日の宿泊体験学習を行い、結果をまとめた事例研究である。分析には、心理テストとしてのバウムテスト、半日毎の振り返りシート(5件法)、全日程を通した振り返りシート、を用いた。分析の結果、児童らは概ね本体験学習のプログラムを楽しみ、他の児童との関係性において、思いやりと感謝の気持ちを向上させたことが示唆された。ただし、自分の行為に対する反省や謝罪の気持ちを高めることについては課題を残した。
- 上越教育大学の論文
- 2010-02-28
著者
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- 安井勝著, 『教育の共同性を拓く教育的対話に関する臨床教育学的研究』, 風間書房, A5判, 150頁, 5,000円(本体)