回転型セル迷路のPSPACE完全性(アルゴリズムとデータ構造・計算複雑度)
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概要
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本論文では,回転型セル迷路と呼ばれるパズルの計算複雑さを明らかにする.この迷路は,碁盤目状に配置されたセルで構成される盤面上を,スタートセルからゴールセルへ移動可能かを問う問題であり,移動中に訪問されたセルが回転し盤面の状態が変化するという特徴をもつ.本問題のNP困難性は既に証明されているが,その完全性は未解決であった.本論文では,既知のPSPACE完全問題であるQUANTIFIED 3SATからの多項式時間還元を用いて,そのPSPACE完全性を示す.
- 2011-05-01
著者
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