サイエンスコミュニケーションと図書館,そして大震災(<特集>図書館にできること:周辺との連携を中心に)
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概要
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科学研究を,その進展の過程から社会と共有することを目指すサイエンスコミュニケーションと,知の蓄積と流通を担う図書館の活動との間には,共通点も多い。本稿では,まず,図書館やサイエンスコミュニケーションについて考えてきた筆者が,2011年3月11日の東日本大震災を直接的に経験することで得た知見を体験談として記す。非常時に,生命と直結する情報をどう扱っていくかは,双方の専門家にとって重い課題である。図書館とサイエンスコミュニケーションの相互の専門性を協創的に用いることで,学術的な研究成果の発表システムの刷新など,新規の学術の可能性を拓く可能性があることを示唆する。
- 2011-06-01
著者
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長神 風二
東北大学脳科学グローバルCOE
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長神 風二
東北大学脳科学グローバルcoe:宮古島市立平良図書館
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池城 かおり
東北大学脳科学グローバルCOE
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池城 かおり
東北大学脳科学グローバルcoe:宮古島市立平良図書館
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