ユーザーに開かれたイノベーション(<特集>新たな社会づくりのためのデザイン)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ツール系ソフトウェアの開発を中心に、ユーザーの創造性を積極的に取り込みながら、新たな価値を提供するためのプロセスを考察する。アドビ システムズで行われているユーザーからの学びについて紹介し、ユーザーの意見やアイディアが様々な継続的活動によって取り込まれ、製品の機能検討や品質向上に活かされていることを示す。続いて、こうした活動で行われているイノベーションの様子を、知識創造モデルを参考にしながら整理し、モノづくり企業における製品開発と、ユーザーの現場での作業方式の変革が互いに交流を持ちながら生じていることを説明する。さらに、ユーザーとの協調的な製品開発においてモノづくり企業に求められる役割を考察し、製品と作業に関する知の交流を促進させるファシリテーターとしての企業観と、ユーザーとの継続的な交流を行いながら素早い製品開発を進める上での課題について考察する。
- 2011-03-01
著者
関連論文
- P09 デザインと開発をクロスオーバーした情報デザインプロセス : 日本デザイン学会情報デザイン研究部会のためのAIRアプリケーション開発を事例として(「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
- P23 活動の理解とデザイン検討の循環としての情報デザインプロセス(2) : デザイン検討の観点から(心「こころ」とデザイン,第55回春季研究発表大会)
- P22 活動の理解とデザイン検討の循環としての情報デザインプロセス(1) : 活動の理解の観点から(心「こころ」とデザイン,第55回春季研究発表大会)
- C07 リサーチに基づくデザインを促進する「ゆるい」ワークシート(調査に基づくインタラクションのデザイン(情報デザイン研究部会), 第54回研究発表大会)
- C06 カフェに学ぶ情報デザイン : ワークショップ事例(調査に基づくインタラクションのデザイン(情報デザイン研究部会), 第54回研究発表大会)
- P04 電子フォームデザインのための人のふるまいの観察 : 電子フォームのインタラクションデザイン研究(ポスターセッション方式による研究発表概要,平成18年度 日本デザイン学会 第53回研究発表大会)
- D05 ユーザーコンテクストの理解 : そのプロセスとスキル(情報デザイン,口頭による研究発表概要,平成18年度 日本デザイン学会 第53回研究発表大会)
- みんなの感覚をひきつける技術 : 岩井俊雄氏インタビュー
- 第59回ヒューマンインタフェース学会研究会報告
- A44 Modern Memories(PROCEEDINGS OF THE 52nd ANNUAL CONFERENCE OF JSSD)
- 活動のパターンからデザインパターンを導くデザインプロセスの試行
- ユーザーに開かれたイノベーション(新たな社会づくりのためのデザイン)
- 第71回 ヒューマンインタフェース学会研究会報告