汎用型飼料収穫機の飼料イネ収穫機能の開発

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概要

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トウモロコシ,飼料イネ,予乾牧草等の飼料作物を1台で収穫調製することが可能で,狭小な圃場や軟弱圃場への適応性が高い汎用型飼料収穫機の飼料イネ収穫機能を開発した。汎用コンバインのアタッチメントとして利用されているリールヘッダをベースとして,アタッチメントを収穫部本体にできる限り接近させるなど,材料の流れを円滑にする改良を行った。飼料イネを供試し,作業性能試験を行った結果,放出時損失率は平均1.2%,ベールの平均質量は328kg,平均乾物密度は168kg/m^3であった。圃場作業量は,10-20a未満の圃場で平均17a/h,20a以上の圃場で平均31a/h,5a前後の小さな圃場の場合でも平均11a/hとなり,中山間地域にも適応性が高いこと,平均草丈145cmの長稈品種飼料イネの収穫でも収穫できることを確認した。開発機で収穫調製したイネホールクロップサイレージは,1年間の貯蔵を経た後も品質は良好であることが明らかになった。
2011-04-15

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