汎用型飼料収穫機の開発とトウモロコシ収穫調製作業体系の構築

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概要

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府県コントラクター向けに1台で多様な飼料作物を収穫・細断・ロール成形でき,軟弱圃場でも作業可能な汎用型飼料収穫機を開発し,自走式ラッパとの組み合わせによる作業体系を構築,トウモロコシ収穫作業への適用を試みた。開発機のロールベール放出時損失率は平均1.5%であり,ロールベールの平均質量は488kg,平均乾物密度は197kg/m^3であった。圃場作業量は圃場面積30aの時で平均38a/h,5a以下の圃場でも13a/hと中山間地の狭小圃場への適応性も高いことが明らかになった。また,軟弱圃場での作業が可能な自走式ラッパとの組み合わせによる作業体系を検討した結果,開発機が圃場の片側から往復して刈取る作業方法により,30a以下の圃場で自走式ラッパとの作業能率のバランスが図れることが明らかになり,開発機と自走式ラッパの組み合わせによる作業体系が実用的であることが確認された。
2010-10-15

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