核分裂の理論 : 現状と課題(大振幅集団運動の微視的理論,研究会報告)
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概要
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核分裂現象が発見されてより既に70年を超える歳月が経過した。原子核研究の基礎研究に於いても、核分裂はその重要な研究分野として認識され数多くの研究成果が積み重ねられてきたものの、現在に至るまでその全貌が明確に理解されたとは言えない。有限多体系の大規模集団運動という困難な研究対象に挑む立場より、著者が関与した幾つかの理論的側面に話を限り、現状を総括して今後に残されている課題を述べる。
- 2011-05-20
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