アンボンド PC 桁に関する研究(第6報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ポストテンション方式の長方形断面 PC 桁において,シースと PC 鋼棒との間にグラウトを注入しないアンボンド PC 桁とグラウトを注入したボンド PC 桁を用いて,曲げ疲労試験を行った.疲労試験の結果を要約するとつぎのとおりである. (1) 同一荷重比の繰り返し荷重に対して,アンボンド PC 桁はボンド PC 桁よりはるかに多くの繰り返し載荷に耐えることができる. (2) アンボンド PC 桁の疲労強度はボンド PC 桁の疲労強度より大きい.アンボンド PC 桁の200万回疲労強度は,静的曲げひびわれ耐力の1.47倍である. (3) アンボンド PC 桁のひびわれは枝分れして材軸方向に傾斜する性質がある.荷重比が小さくなるにつれて,枝分れする位置は引張縁に近づく傾向がある. (4) 荷重比が0.80以下の疲労試験において,アンボンド PC 桁の変形は,長期にわたり安定したのち漸増して破壊にいたる.この場合,PC 鋼棒が定着端近傍で疲労破壊した.
- 木更津工業高等専門学校の論文
著者
関連論文
- 環境都市工学科における測量教育の役割-アンケートからみた女子学生の意識-
- 低学年における測量教育の役割 -アンケートからみた測量教育の現状-
- 高性能吹き付けモルタルを用いた断面修復RC梁の疲労性状
- 異なる座屈実験装置を用いた長柱の座屈現象の一考察
- 都市工学実験における長柱の座屈現象の検討
- 自由端を有する弾性矩形板のたわみ形に含まれる未定係数について
- 上路アーチ橋支柱端部のガッセットプレートの局部応力に関する一考察
- 腐食の進んだ鋼トラス橋床組の疲労寿命について(第2報)
- プレストレストコンクリートの耐疲労性定着工法の開発と試験
- 鉄筋を付加したアンボンドPCはりの静的曲げ及び疲労試験
- シリカフュームを用いた高強度コンクリートに関する基礎的研究
- PC梁における鉄筋の実応力計測によるプレストレスの推定について
- 鉄筋の実応力測定におけるEMセンサーの適用性
- 光ファイバーを用いた断面修復済み鉄筋コンクリート梁底面の引張変位計測
- EMセンサを用いたPC鋼材の引張力モニタリング実験
- コンクリートの水密性に関する基礎的実験(第1報)
- 逆断層模型実験の基盤上の応力に関する考察
- 基盤の鉛直断層変位に伴うアルミ棒積層体模型実験
- アーチ系鋼橋のデザインと力学的性状
- 有限要素法による単純合成桁の面内耐荷力について
- 有限要素法によるはりの面内非線形解析について
- 鉄筋コンクリートはりの付着割裂疲労に及ぼすスターラップの効果
- 鉄筋コンクリートはりの付着割裂疲労破壊に関する研究
- アンボンド緊張材をもつPRCはりに関する基礎的研究
- Parabolic Tendon をもつ PC ばりの疲労試験
- 鉄筋コンクリートばりの疲労試験
- (32) 高専における実践的技術教育の工夫(第5セッション 教育システム(一般-I))
- 木更津高専環境都市工学科 コンクリート研究室(研究室紹介記事)
- 磁歪型センサーを用いた鋼材の実応力計測
- プレストレストコンクリート桁定着部緊張材の応力解析
- セメントによる砂質土の安定処理
- コンクリートの弾性係数の推定に関する研究
- 土粒子の比重試験についての一考察
- アンボンド PC はりの理論解析
- 鋼トラス橋の腐食状況に関する一考察
- プレストレストコンクリートはりの疲労
- 木更津高専の組織化の現状(技術専門職)
- アンボンド PC 桁に関する研究(第6報)
- 1289 高性能吹き付けモルタルを用いた断面修復RC梁の疲労性状(補修・補強(材料))
- 2053 アンボンド緊張材で補強したRCはりの疲労性状(靱性・疲労)
- 1322 鉄筋の実応力測定におけるEMセンサーの適用性(非破壊検査・診断)