木更津市内におけるため池の環境保全

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概要

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近年,自然環境保全の意識の高まりから,ため池を農業用水源として利用するだけではなく,親水空間や環境教育の場として利用するなどの多面的な機能が注目されている.本研究は,ため池の保全および荒廃しつつあるため池の有効な利用方法を検討することを目的とする.調査方法は,環境要因の違いから3箇所のため池を選定し,各ため池の水質測定,ため池および周囲の植生についての把握である.今回の調査からそれぞれのため池には植生に特徴があることが判明した.調査したため池の一つは,貯水量の減少により農業用水としての利用が困難となりつつある.このため池の保全と有効利用には,土砂の堆積を防止するための土留めや,親水空間としての利用のために,ため池の湿地化した箇所への遊歩道の設置などを検討した.
日本高専学会の論文
2010-08-30

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