教員の情報モラルの指導に関する意識 : 指導経験の有無による比較・分析を中心に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,2008年に告示された小中学校学習指導要領下での情報モラルのカリキュラムやその指導体制について検討する目的で,教員に対して情報モラルの指導に関する意識調査を行った.調査内容は,情報モラルの各指導内容に対する指導の必要性,指導の容易さ,適切な指導の時期についてである.調査結果は,教員の過去1年以内における情報モラルの指導経験の有無で区分し,比較分析をした.その結果,教員は指導経験に関わらず,設定した全ての情報モラルの指導内容で指導の必要性があると考えていることがわかり,指導内容ごとに適切な指導の時期を吟味・検討していると推察された.また,指導の必要性と指導の容易さの相関の結果から,指導経験のない教員は,指導経験のある教員と比較して,「個人情報」,「ネットワーク上のエチケット」,「ネットワーク犯罪」の指導内容では,指導の必要性の認識が指導方法や方針に結びついていない実状が考えられた.
- 2010-12-17
著者
関連論文
- 3I1 高校生のコミュニケーション系サイトに関する調査研究 : リアルの利用実態について((一般研究3)情報教育(2),教育の原点に光を当てる〜乱流の中の本流を見出す〜)
- 教員の情報モラルの指導に関する意識 : 指導経験の有無による比較・分析を中心に
- 高校生のコミュニケーション系サイトに関する調査研究 : リアルの利用実態について
- 4B3 中高生のリアルの利用実態に関する比較分析 : 記事の更新と閲覧者との交流に注目して(一般研究 初中等教育の情報教育2,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 20F6 中学校技術科における情報教育に関する基礎的研究 : 検定教科書の記載内容の分析を通して(一般研究 教材情報のディジタル化)
- 中学校技術科の「情報に関する技術」に関する基礎的研究 : 検定教科書の記載内容の分析を通して