自由な生活環境下における5種類の歩数計の精度

概要

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本研究の目的は、5種類の歩数計の精度を自由な生活環境下で検証することである。7名の被験者(年齢20.4+/-0.5才)は、2種類の歩数計を5日間装着した。一つは基準となる歩数計で、もう一つの歩数計は腰部装着型3種類(EC-200; Yamasa tokei, Welsupport; Nipro Co., HJA-350IT; Omron Co.)、腕時計型(HK-800; Yamasa tokei)、ポケットイン型(HJ-710; Omron Co.)のいずれかをランダムに、それぞれ1日間装着した。1日の歩数は6,123+/-2,027歩、1,974〜10,815歩であった。基準となる歩数計と比較した際、HJA-350ITとHJ-710に有意差が認められた。ポケットイン型の歩数計はポケットの中で動くため、我々はHJ-710の精度は低いと予測していた。しかし、HJA-350ITの歩数が有意に低値を示したことは説明できない。最後に、日常身体活動の調査に歩数計を利用する際には、精度の高い歩数計を使用する必要があると思われた。