長崎県の離島(対馬)における上部消化管異物症例の検討
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概要
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1995年1月から2010年6月までに当院で上部消化管内視鏡施行時に診断が確定した上部消化管異物症例69例のうち魚骨とアニサキスで全体の約80%を占めていた。魚骨の摘出部位は咽頭が66%と最も多く魚骨誤飲症例では食道挿入前に咽頭の十分な観察が必要であった。魚骨の種類に関してはではグレ、タイ、カサゴの骨が多かった。アニサキスは春が多いと報告されているが、秋にも注意が必要であることがわかった。無機水銀誤飲は後日虫垂炎を合併し虫垂切除の適応となることもある。
- 2011-03-25
著者
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村瀬 邦彦
長崎県離島医療圏組合中対馬病院内科
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前川 明洋
長崎県病院企業団長崎県中対馬病院 内科 長崎県病院企業団長崎県中対馬病院 外科 国立病院機構長崎医療センター 研修医
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前川 明洋[他]
長崎県病院企業団長崎県中対馬病院 内科 長崎県病院企業団長崎県中対馬病院 外科 国立病院機構長崎医療センター 研修医