中等科音楽における和楽器指導のこれから : 授業構築へのアプローチ
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概要
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平成20 年3 月に小・中学校等の、そして平成21 年3 月に高等学校等の新学習指導要領が告示された。移行期間中である現在、完全実施に向けて、それぞれの校種では様々な取組が行われている。中学校音楽科の改訂の要点をみると、「歌唱共通教材の提示」「我が国の伝統的な歌唱の充実」「和楽器を取り扱う趣旨の明確化」等が示されており、我が国の音楽文化や他国の音楽文化を尊重する態度の育成の観点からか日本の伝統音楽に関する記述内容の広がりや深まりといったものを強く感じる。本稿では、第7 次学習指導要領(平成10 年告示)から第8 次学習指導要領(平成20 年告示)までの「十年」、そして移行期に入っている「現在」、「これから」ということに焦点をあて、器楽授業における和楽器指導実践の成果と課題等を振り返るとともに、中等科音楽における今後の和楽器指導の方向性等を論ずるものである。
著者
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