デザイン過程における思考の属性の把握 : デザイン思考過程に関する研究(1)
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概要
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工業デザインの分野において今までデザインのための手法は多く提案されているが,デザインそのものの思考過程に関してはまだ十分に究明されていない。このようなデザイン思考過程に普遍性が存在するのではないかと考えられ,本研究ではそれを明かにしようと試みた。デザイン思考過程を観察するためにデザイン専攻の学生を対象として携帯電話,自転車のロック装置,ホチキス,CDホルダーの4つのテーマについてプロトコル法の内,発話思考法を用いたデザイン実験を設け,得られた発話データに対して思考の単位化,思考単位の分類・分析を行った。その結果,対象,製品サイクルの観点,デザイン要素,操作の4つの思考の属性を明かにした。またそれらを用いれば逆に思考単位の特性が記述できることが確かめられた。
- 日本デザイン学会の論文
- 1995-11-30
著者
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