多チャンネル視聴環境におけるデジタルテレビの使用性
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概要
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本研究では多チャンネル環境におけるデジタルテレビの使用性の問題をEPGとインタラクションデバイスに焦点を絞って分析した。まず多チャンネル環境におけるデジタルテレビの視聴に対するタスク分析を行いSkyPerfecTV加入者に対する使用性の問題を調べた。その結果、(1)パーソナルな視聴環境、(2)視聴妨害をしないEPGの表示形式、(3)チャンネルナビゲーションとプログラム探索を統合的に支援できるツール、(4)情報過多による認知的負荷の軽減、(5)迅速性と正確性を両立するインタラクションデバイスなどとユーザーインタフェース設計のための要求条件を導くことができた。これらの設計要求条件に基づいてパーソナルテレビという新たなインタラクションスタイルを提案し、チャンネルバーやプログラムパレットなどのユーザーインタフェースの設計を行った。さらに仮想放送局をベースにこれらの設計結果を具現化して使用性の向上を確認することができた。
- 日本デザイン学会の論文
- 2001-11-30
著者
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