医用装置におけるマンマシン・インタフェースの開発(1) : 機器デザインのプロセスと応用研究
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概要
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本稿では,人体の血液を分析することによって医療の診断情報高度化で大きな役割りを果たす生化学自動分析装置のデザイン開発を事例として取り上げ,マンマシン・インタフェース(以下,MMIとする)を中心とした快適性の追求をめざした使いやすさの開発手順を考察した。本研究の第1章では,まず装置の使用環境について調査と考察をすすめ,次に操作者と装置が形づくるMMI開発での5つの概念,すなわち,(1)操作者の作業姿勢要素,(2)人体の力学的要素と操作負荷,(3)入力システムの要素,(4)表示システムの要素,(5)環境上の要素の考察をすすめた。そして最後には,操作者と装置が形づくるMMIに対して,コンピュータによる操作姿勢や作業域のシミュレーションが可能な人体モデリングのシステム及びその研究概要を示した。
- 日本デザイン学会の論文
- 1987-02-25
著者
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