PARCOR係数補間による母音モーフィングに関する検討(オーガナイズドセッション:「Advances in soeech decomposition」,合成,生成,韻律,音声一般)
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概要
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声道形状パラメータを用いてモーフィングを行なう声質変換法を検討している。音声モーフィングを行なうためには、フォルマントピークなどのスペクトル包絡上の特徴点を対応付ける必要があったが、声道形状パラメータを用いることにより単純な線形補間のみで声道伝達特性がスムーズに補間できることが分かってきた。しかし、その根拠は明確ではなく、本方式の適用範囲の解明が課題である。そこで、本稿では同一話者の異なる2母音間を、声道形状パラメータとフォルマントパラメータで補間した場合の声道伝達特性を比較した。その結果、両者はほぼ同様の結果を示し、さらにフォルマントの対応付けが困難でフォルマントの補間では破綻する場合にも本方式は良好な結果を示した。さらに実音声を加えた試聴実験により、ほぼ原音と同等の音質が達成されていることを確認した。一方で、母音の特定の組合せにおいて音質劣化が見られた。
- 2010-11-11
著者
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釜井 孝浩
パナソニック(株)先端技術研究所
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廣瀬 良文
松下電器産業(株)先端技術研究所知能情報技術研究所
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釜井 孝浩
パナソニック株式会社先端技術研究所
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廣瀬 良文
パナソニック株式会社先端技術研究所
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