振幅変調による"Strained Rough Voice"への変換
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概要
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感情音声のうち,「怒り」「激怒」「ハイテンション(明るく元気)」のような力の入った音声に頻出する声質である「荒れた力み声(strained rough voice:SRV)」は,基本周波数とは独立の60Hz前後の振幅の変動を特徴としている。振幅の変動がSRVを聴覚的に特徴付けるものであることを確認するため,SRVでない音声に振幅変調を施した音声を用いた聴取実験を行った。その結果,変調周波数が40Hzから120Hzの振幅変調音声はSRVと判断される可能性があることが確認された。更に,基本周波数との干渉を考慮するとSRVへの変換には50Hzから80Hzの振幅変調が効果的であることが示唆された。
- 2010-04-01
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