韓国人話者による英語・日本語の閉鎖子音の音声的特徴について(音声一般・生成,合成,生成,韻律,音声一般)
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概要
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本稿は、韓国人話者による英語・日本語の語頭閉鎖子音の有声性・無声性について、VOT値を中心に調べたもので、3言語の喉頭素性の特徴を考察したものである。韓国語の濃音、平音、激音の3つの対立について、VOT値を測定することにより英語・日本語の閉鎖子音の有声性・無声性に如何に関連づけられているかを調査した。VOT値を測定した結果、韓国人話者は英語・日本語の有声閉鎖音に対して濃音、英語の無声閉鎖音に対しては激音に近いVOT値でそれぞれ発音していることが明らかになり、VOT値の近似性が第二言語の習得に関与していることが考えられる。VOT値を考察することにより、3言語の喉頭素性は/voice,tense,aspirated/が関与し、3つの言語における音声的特徴の差は喉頭素性の顕現の差によることを示した。
- 2010-11-11
著者
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