バレーボールのブロック指導に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,現在の競技バレーボールにおけるブロックの位置づけを技術段階別に明らかにすることと,指導者のブロックに対する考え方,指導方法の実態を明らかにすることによって,ブロックの指導理論と指導方法を構築するための基礎資料を得ることである。結果:1.ゲームにおいて,15点のうち3〜4点以上をブロックによって得点できるほど,ブロックは攻撃的になっている。2.相手アタッカーに対して2人か3人でブロックにつくことができた場合,ブロック返球率,アタックレシーブ率,相手のアタックミス率は,ブロッカーが1人以下の場合にくらべて高くなっている。3.技術段階が上がるにしたがって,攻撃パターンがオープン主体の攻撃からコンビネーション攻撃に変わってくる。そして,ブロッカーが2人以上でブロックに跳ぶことが難しくなる。4.ブロック指導の実態では,「身長の低い選手やジャンプ力のない選手は,ブロックをする必要はない」「ブロックは効果が見られないから,練習する必要はない」など,指導者のブロックに対する認識は低い。5.ブロックの難しさを考えた場合,指導者は選手が初心者のときから長期的計画にもとづいて指導するべきである。
- 1995-09-30
著者
関連論文
- 剣道選手のコンディショニングにおける「万歩計値」の検討 : 万歩計値と, 疲労自覚症状, POMS, 心拍数, との関係から
- 高校バレーボール選手のスパイクに関する研究
- 自らが学ぶ力を育てる授業実践 : 対人パスからの脱却を図るバレーボール
- 091国C02 バレーボールのブロック指導に関する研究
- 高齢者体力テストの検討 : 持久性テストについて
- バレーボールのブロック指導に関する研究
- バレーボールの教科指導において9人制, 6人制はいかに扱うべきか : 体育方法に関するに関する研究
- 091N12 バレーボールのブロックにおける助走、踏み込み動作の違いが空中姿勢に及ぼす影響(09.体育方法,一般研究発表)
- 0831615 高齢者用「踏台昇降運動」の検討 : 台高とテンポについて
- 111201 生涯スポーツにつながる選択制授業の改善に関する研究(第一線) : 学校体育に視点をおいたスポーツ活動調査(11.体育科教育学,一般研究A)
- 9043 オリエンテーションキャンプの意義について
- 教育実習生の授業技術の変容過程と指導観の変容態様についての研究
- バレーボール日本リーグにおけるセンタープレーヤーのブロック技術に関する研究
- ラグビーにおけるゲーム状況の認知に関する研究 : 初級者への視覚的トレーニングの効果について
- 091N03 ラグビーにおける状況判断のコーチング(09.体育方法,一般研究発表)
- 高齢者の運動プログラムに関する基礎的研究
- 2 次元 DLT 法を用いた VTR 動作解析システムの確立に関する研究