基本動詞の概念及びその指導(2)
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概要
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前回に引き続き、基本動詞の概念とその指導について論じる。日本語で多くの意味が当てられる動詞ほど、その動詞の概念を掴ませることが重要である。Grammar translation methodでは日本語にとらわれ過ぎ、その動詞の使用範囲をごく狭く限定してしまうであろう。そこで、個々の動詞の概念の指導が必要になる。それによって、生徒は日本語で考えることなく、その動詞のcontextによる意味を把握できるようになり、その単語の使用に関しての柔軟性が養われるのである。これは、いわゆる4技能のすべてを向上させるのに役立つであろう。今回は、GIVE, TAKE, COME, GOについて、その動詞といくつかの熟語の持つ概念を動作の方向性という観点からも論じ、概念指導の重要性をさらに論じた。
- 日本教科教育学会の論文
- 1992-10-20
著者
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