商業英語演習の効果的指導に関する研究(I) : 指導上の意味論的留意点
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概要
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今回より数次にわたって,いくつかの角度から,効果的な商業英語の演習指導を行う方法について考えていきたい。商業英語は,国際間の商取引を媒介し,法的解釈の対象になるという性格上,言語表現に明晰さと正確さが求められ,意味論的な配慮が不可欠となる。本報告においては,英語本来の意味構造を把握して言語表現の不明確さを取り除き,指示対象との厳密な一致を期するという立場から,商業英語の指導者が意味論的に留意すべき点を考察した。不明確となりうる言語表現をvagueness(不確かさ)・ambiguity(曖昧さ)・synonyms(類義語)の3つに類型化して例示するとともに,それらに対する指導上の対策を検討した。
- 日本教科教育学会の論文
- 1983-10-25
著者
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