社会科テストの教授学的研究(II) : テスト問題の分析と歴史理解の構造
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概要
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本小論は,社会科テスト問題作成の理論構築を目的とした研究の一環として,今日までに作成されてきた歴史テストの現状分析を試みるものである。分析にあたっては,授業の結果として生徒が形成する「歴史理解の構造」(「歴史的説明のレトリック」と「歴史的知識の構造」)を適確に評価するものとなっているかとうかを視点とした。分析の結果,今日までに作成されたテスト問題の多くが,生徒の「歴史理解の構造」を適確に評価するものになっていないということが明らかになった。
- 日本教科教育学会の論文
- 1987-06-30
著者
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