介護サービス計画の決定作成における倫理的ディレンマ : ケアマネジャーに対する訪問面接調査から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ケアマネジャーは,虚弱な高齢者のニーズと必要な介護サービスを結びつけるリンケージの役割が期待されている。介護サービス計画の作成は,単なる介護サービスのパッケージづくりにとどまらない,高齢者とその家族の意思決定が求められる。本研究の目的は,高齢者のケアマネジメントに携わる介護支援専門員らの生の知識を収集・分析し,介護サービス計画の意思決定にある倫理的ディレンマについて調べるものである。調査データから,1.高齢者の自律性支援対援助する義務,2.介護サービス計画における本人対家族の不一致,3.在宅介護の継続対施設入所,4.異なる専門職間の葛藤,5.組織間関係の葛藤,6.ケアマネジメントにおける情報提供と秘密保持,7.ケアマネジャーの所属する組織との葛藤,について明らかにした。
- 2002-08-31
著者
関連論文
- 介護サービス計画の決定作成における倫理的ディレンマ : ケアマネジャーに対する訪問面接調査から
- 高齢者ケアマネジメントにおける倫理的意思決定 : ソーシャルワークにおける道徳的推論の適用に関する議論からの一考察
- 痴呆性高齢者の介護における倫理的諸問題 : 家族介護者による自由記述回答の内容分析
- 福祉事務所のワーカーの倫理的ディレンマに関する研究 : Grounded Theory Approachを通じて