高等学校の特別支援教育における教員の気づきを利用した継続的な実態把握調査の有用性
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概要
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本研究では、高等学校における特別な支援を必要とする生徒の実態把握のあり方を検討するため、宮城県内の県立高等学校1校において2年間にわたり調査研究を行い、実態把握の有用性について考察した。継続的に調査研究したことにより、何らかの困難さのある生徒の在籍が確認され、それらの生徒の一部は学校生活に不適応を起こし進路変更をしたことが明らかになった。多くの教員は日常の中での生徒の困難さを敏感に感じ取っており、その中には生徒の特性を理解する上で重要な情報が含まれている。教員の気づきを拾い上げ、継続的に実態調査を行うことが、今後の高等学校における特別支援教育体制の推進に繋がると考える。
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