地域における子育て支援と保育環境 : 一時保育をめぐる乳幼児と保育士の発達保障を中心に(2009年公募「乳幼児の権利と保育〜幼児にとって望ましい保育環境とは〜」,課題研究報告,第2部 委員会報告)
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概要
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本研究の目的は,乳幼児と保育士の発達する権利の保障の視点から,「一時保育」における保育理念上,運営上の矛盾や課題を明らかにすることである。仙台市内の30か所の保育所を対象に郵送法による質問紙調査,その中の20か所の保育所の所長及び担当保育士対象に面接調査,また,10名の保育士を対象に生活時間調査を実施した。その結果,一時保育の利用は特定及び非定型というタイプの就労によるものが多いことが分かった。ここに,待機児対策と結びつく条件がみられる。また,一時保育児は,行事の参加や日常生活において,通常保育児に比して活動の制限がみられた。保育士は,異年齢保育や保護者との交流に困難を感じており,研修の充実が課題として挙げられた。
- 2010-12-25
著者
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