ソフトウェア信頼性評価のためのテスト環境関数に基づいたチェンジポイントモデルに関する一考察
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概要
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ソフトウェア開発工程のテスト工程では,期間中におけるフォールトターゲットの変更等に起因しながらソフトウェア故障発生現象の確率的性質が著しく変化する現象が観測される.特に,その現象が観測されるテスト時刻はチェンジポイントと呼ばれ,その現象を考慮しない従来のモデリング枠組みに基づいて構築されたソフトウェア信頼度成長モデル (SRGM) の評価精度に影響を与えることが知られている.本研究では,このような問題に対処するための 1 つの回答として,チェンポイント前後におけるソフトウェア故障発生時間間隔の相互の関係性を考慮しながら,ソフトウェア信頼性評価のためのチェンジポイントモデルの構築枠組みについて議論する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2010-07-15
著者
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